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『岸辺のアルバム』を見て以来の山田太一フアン。『不揃いのりんごたち』
『それぞれの秋』『異邦人たちの夏』。今回初めて見た『早春スケッチブック』モ、期待にたがわぬいいドラマだった。
河原崎長一郎は信用金庫に勤める真面目だけがとりえの平凡なサラリーマン。
10年前に再婚した美人の妻、共通1次を目前に控えている秀才の息子は妻の連れ子。実の娘は中学1年生になる正義感の強い女の子。寄せ集めのような4人の家族だが、それなりにうまくいっていた。そんな彼らの前に突然現れたのが、ありきたりな人生を拒否する元カメラマン。自由奔放でわがままな実の父親を山崎勉(彼は難病を抱え、目が悪くなり余命いくばくもないという設定)。それにしてもこのわがまま勝手な男はモテまくり、現在の恋人である売りだし中の美人モデル(樋口可南子)をはじめ、息子の義理の妹である女子中学生や、その先輩であるツッパリ中学生、果ては彼の来訪を嫌がっていた元恋人まで、彼の魅力に献身的になる。最後は平和な家庭を壊されまいと奮闘するお父さんまでが彼のために尽くしてしまう。なんと言うか平和な時代の優しさを目の当たりに見せられた気がする。それにしても平凡に働くお父さんが気の毒になってくるドラマだった。
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