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文庫で発売されている山田太一のエッセイなどを読むと、
山田太一自身は、普段の省一(河原崎長一郎)的な暮らしの中にも、
どこか不思議と、竜彦(山崎努)的な、何かアウトサイダー的な「熱い思い」を持っているように感じます。
山田太一が少年だった頃の、終戦直後の話を書いたエッセイの中に、
鉄道駅での「闇米検閲」の話があります。
検閲官(男性)は、まだ幼い山田太一を、見て見ぬフリして、そっと見逃してくれた話が載っています。
新村明美(樋口可南子)や不良の多恵子(荒井玉青)、そして、若い頃の都(岩下志麻)には、
なぜかこの「見逃してくれた検閲官」のにおいがします。
一方、劇中の男の方はどうでしょうか…
自分で勝手に小さくまとまってしまい、人間本来の可能性を捨てている人が何と多いことか…(笑)
省一(河原崎長一郎)しかりですが、
和彦(鶴見辰吾)だって、内心はユラユラと揺れ動いています。
竜彦(山崎努)は………、小さくまとまってませんが、………酒に溺れています f(^^;)
ドラマを離れて、実際の現実でシミュレートした場合、
「自分の損得」ばかり考えている人生の省一(河原崎)は、
(どういう経緯でゲット出来たのかはわかりませんが)
あんな綺麗な奥さん(岩下志麻)を貰って、息子も娘も坊ちゃん&穣ちゃん、
ある意味、うらやましい限りです。 f(^^;)
………で、なのに、自分でも家族に対しても、
「小さくまとまって、人間本来の可能性を捨てる」ことを、
暗示的に要求している毎日だったんで、みんな、怒っちゃたんですね… f(^^;)
あの様子ですと(あのドラマの様子ですと)、
省一(河原崎)は、都(岩下志麻)と、恋愛の「れ」の字もなく、何か打算で再婚してますね。
身を焦がすような恋を、都(岩下志麻)とした上での再婚だったなら、
(いい意味でも悪い意味でも)すべてがもっと違ったストーリーだったかも知れませんね f(^^;)
でも、66/4さんもおっしゃてる通り、最後は省一(河原崎)も、素晴らしかったですね
66/4さんもおっしゃてる通り、省一の心の動きは、このドラマの魅力ですね
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